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家族で移住は大丈夫?家族でも住みやすいメキシコの場所7選


投稿日 : 2024年 03 月 21日   更新日 : 2024年 03 月 21日   カテゴリー :メキシコで暮らす

メキシコには現在1万人を超える日本人が住んでいます。メキシコは日本の5.5倍の国土を持ち、首都のメキシコシティ以外にも、様々な場所に日本人が住んでいます。今回は各地の特色、治安や住みやすさの観点から、ご家族でも住みやすいメキシコの場所7選をご紹介します。

はじめに

メキシコには1300社を超える日系企業が進出しており、外務省の最新調査によると10,253人の日本人が住んでいます。日本人が住んでいる国としては世界で21番目に多く、中南米ではブラジル、アルゼンチンに次ぎ3番目ですが、日系の歴史があるブラジルの永住者が9割がであるのに対し、メキシコでは3割と、駐在員および一定期間メキシコで働きながら暮らしている日本人が多いことがわかります。
今回ご紹介するご家族でも住みやすいメキシコの場所7選は、メキシコシティ、グアナファト州、アグアスカリエンテス州、ケレタロ州、サンルイスポトシ州、グアダラハラ州、ヌエボレオン州です。



メキシコには、メキシコシティに在メキシコ大使館が、グアナファト州レオン市に在レオン日本国総領事館があります。在レオン日本国総領事館はバヒオ地区と呼ばれるメキシコ中央高原地帯への日系企業進出の増加を受けて2016年に設立されました。メキシコは32州からなる合衆国ですが、そのうちグアナファト、アグアスカリエンテス、ハリスコ、ケレタロ、サンルイスポトシ、サカテカスの6州を在レオン日本国総領事館が、それ以外の26州を在メキシコ大使館が管轄しています。管轄内の日本人の数は約半数であることから、メキシコにいる日本人の約半数がバヒオ6州に、残り半分が首都メキシコシティを中心に、他州に分布していることがわかります。



今回の記事では、家族移住をする場合の視点から、ご家族でも住みやすいメキシコの場所7選のオススメポイントをご紹介いたします。
出典:外務省「海外在留邦人数調査統計

家族でも住みやすいメキシコの都市

1、メキシコシティ

メキシコシティは世界でも有数の人口密集都市で、車の排気ガスなどの公害問題が長い間懸念されてきましたが、公共交通機関の整備や排ガス規制などの効果で、近年は快適に暮らせる街になっています。メキシコシティには金融、商社、保険などの日系企業のメキシコ法人の本社があり、メキシコ国内および北米や中南米のグループ企業を支えています。


おすすめポイント① 交通の利便性が高く生活しやすい
メキシコシティには地下鉄12線(Metro)だけでなく、路線バス(Metrobús)、ライトレール(Tren Ligero y Trenbús))、ケーブルカー(Cabrlebús)、市バス(RTP)、自転車(Ecobici)、鉄道(Trensubrbano)、中距離バス(Mexibús y Mexicable)などの公共交通機関が1枚の共通カードで利用できるサービスがあり、市内また近隣都市への移動が便利で運賃も安価です。車がなくても生活をするのに不便はありません。
2つの国際空港を有し、自国他国の航空会社やLCCの乗り入れ数が大変多く、飛行機での移動も大変便利です。市内からベニートフアレス空港(AICM)へは地下鉄か路線バスで、新しく開港したフェリペ・アンヘレス国際空港(AIFA)には路線バス1号線で行くことができます。

おすすめポイント② 子育て世代に嬉しい文化イベントや自然公園の充実
メキシコの歴史を知ろう!」でご紹介したように、メキシコは多彩な歴史を持ち、先住民の伝統や祭りが息づいている国です。首都であるメキシコシティは文化イベントが有名で、特に9月の独立記念日の大統領のGrito(グリート)と呼ばれる祝祭や、11月の死者の日、12月の聖母グアダルーペの日の祭りなど、盛大にお祭りが開催されます。 また世界的に美術館が多い都市としても有名で、歴史的な流れを学ぶことができる国立歴史博物館、フリーダ・カーロ美術館、世界遺産のルイス・バラガン邸など、訪れるべき文化施設が至る所にあります。 大都会でありながら、市内にはチャプルテペックやコヨアカン、メキシコ公園など大きな公園がいくつもあり、少し足を延ばせばソチミルコ自然地区などの緑豊かな場所が保護されています。

おすすめポイント③ 日本の教育機関・施設
メキシコシティには日本メキシコ学院という日本の文科省に認可された日本人学校があり、幼稚園部・小学部・中学部にて日本と変わらない教育を受けることができます。また125年の歴史を持つ日墨協会や、国際協力基金のメキシコ日本文化センターがあり、日本図書の貸し出しや日本映画の上映など、メキシコにいながら日本の文化に触れることができます。海外生活で心配される食や医療についても、日本食レストランや日本人オーナーのスイーツ店が充実していたり、日本人医師がいる病院も複数あり安心です。

メキシコシティについてより詳しくは「メキシコの街に住む メキシコシティ編
メキシコシティの求人はこちらから

2、グアナファト州

グアナファト州には日本やアメリカ、ドイツの完成車メーカーの工場が進出しており、州全体で自動車産業が盛んです。グアナファト州には46の市町村がありますが、中でも一番人口の多いレオン市、次ぐイラプアト市、サラマンカ市、セラヤ市、国際空港のあるシラオ市などに日本人が住んでいます。

おすすめポイント① 家族連れが楽しめるスポットが充実
以前の記事「 意外に知らない、メキシコはこんなにすごい国!」でご紹介した通り、メキシコには35の世界遺産があります。その中でもサン・ミゲル・アジェンデ市とグアナファト市はメキシコを代表する世界遺産であり、カラフルな建物が立ち並ぶ美しい街並みが国内外の観光客から人気です。
観光だけではありません。グアナファト州の一番大きな都市レオンには国際気球フェスティバル が開かれる大きなメトロポリタン公園動物園水族館、スケート場など、家族で楽しめるスポットが揃っています。レオン市ではメキシコで30年ぶりにオリンピックに出場したフィギュアスケートのドノバン・カリージョ選手も練習していました。

おすすめポイント② 立地が良い
日本人が多く住むグアナファト州レオン市やイラプアト市などは、北に1~2時間進めばアグアスカリエンテス州やサンルイスポトシ州、西に1~2時間進めばハリスコ州グアダラハラ市、東に1~2時間進めばケレタロ州と、どこに行くにもアクセスが良いバヒオ6州の中心に位置していますので、土日に旅行に行くにも、様々なところに足を運ぶことができます。

おすすめポイント③ 日本の教育機関・施設
グアナファト州の中心に位置するイラプアト市にはグアナファト日本人学校という日本の文科省に認可された日本人学校があり、小学部・中学部にて日本と変わらない教育を受けることができます。またレオン市にはグアナファト補修授業校があり、平日は現地校で学びながら土曜日は日本の教育を受けることもできます。日本食レストランや日本食材店など、食関連の施設も充実しています。日本人医師がいる病院もあります。

グアナファト州についてより詳しくは「メキシコの街に住む グアナファト編」と「メキシコの週末(グアナファト州・生活編)
グアナファト州の求人はこちらから

3、アグアスカリエンテス州

アグアスカリエンテス州はメキシコ国内で日系企業の進出が早く、街全体に親日の雰囲気がある日本人にとって住みやすい街です。

おすすめポイント① メキシコ国内で治安のよい州である
アグアスカリエンテス州は日系企業の進出により発展してきた歴史があり、治安問題に注力してきました。国立統計地理情報院(INEGI)によると、治安について国内で2番目に州民の信頼を得ており、国内1位の安全を目指すことを公約にしている州知事の目標も遠くなさそうです。
出典:El Sol del Correo「Destaca en el país la Policía Estatal de Aguascalientes

おすすめポイント② 日本の教育機関・施設
アグアスカリエンテス日本人学校という日本の文科省に認可された日本人学校があり、小学部・中学部にて日本と変わらない教育を受けることができます。日本食レストランや日本食材店など、食関連の施設も充実しています。日本人医師がいる病院もあります。

おすすめポイント③ 渋滞が少ない
メキシコの地方都市では子供の通学も含めて車移動が主要な移動方法となりますが、そこで悩まされるのが通勤・通学時間帯の渋滞です。アグアスカリエンテス州は小さな街で他の都市に比べて交通量が少ないことから、渋滞の程度が少なく運転しやすいため、移動時間に悩まされる事が少なく、日本人でも比較的すぐに運転に慣れることが出来ます。

アグアスカリエンテス州についてより詳しくは「メキシコの街に住む アグアスカリエンテス編
アグアスカリエンテス州の求人はこちらから

4、ケレタロ州

ケレタロには豊かな自然があり酪農などがメイン産業の州でしたが、近年自動車産業やロケット、ロボット工学などに力を注いでいます。

おすすめポイント① 自然、観光スポットの充実
ケレタロの街はスペインのコロニアル建築や水道橋が残されており、世界遺産に指定されています。市外には豊かな自然が広がり、ワインや牧場で作られるチーズなどの乳製品が名産です。週末になるとワイナリー巡りやパワースポットと言われている巨大な岩、ペニャ・デ・ベルナル登りなども人気があります。

おすすめポイント② 比較的コンパクトな街に商業施設が充実
ケレタロは近年著しく発展している都市のひとつですが、比較的コンパクトな街に大型の商業施設やスーパーが複数あり利便性が高いため、家族でショッピングが楽しめます。

おすすめポイント③ 日本の教育機関・施設
ケレタロ補修授業校があり、平日は現地校で学びながら土曜日は日本の教育を受けることができます。日本食レストランや日本食材店など、食関連の施設も充実しています。日本人医師がいる病院もあります。

ケレタロ州についてより詳しくは「メキシコの街に住む ケレタロ編
ケレタロ州の求人はこちらから

5、サンルイスポトシ州

サンルイスポトシ州はメキシコの主要な港とアメリカを繋ぐルート上にある重要な拠点で、自動車産業を主に外資系企業が進出しています。

おすすめポイント① 自然、観光スポットの充実
サンルイスポトシ州の西域にはウアステカポトシナと呼ばれる水の綺麗な観光ゾーンがあります。滝や水のアドベンチャーなどが、家族連れ向けのレジャーに最適です。また世界最大級の竪穴洞窟のゴンドリナス洞窟やブラットピットの映画「ザ・メキシカン」のロケに使われた炭鉱の歴史を色濃く残す街レアルデカトルセ、塩田のあるサリナス村など、近隣に観光できるスポットや村が数多くあります。

おすすめポイント② 日本庭園のある大型公園
サンルイスポトシ市民の憩いの場であるタンガマンガ公園内には、2020年に造園されたメキシコ最大、中南米では2番目の規模の日本庭園があり、鳥居や竹林の道、鯉の池などが楽しめます。また公園内ではバーベキューも楽しめるため、家族で一日楽しむことができます。

おすすめポイント③ 日本の施設
サンルイスポトシ州に日本の教育機関はありませんが、近年日系企業の進出が増えてきたこともあり、日本食レストランやお弁当を販売する店などが増えてきています。

サンルイスポトシ州についてより詳しくは「メキシコの街に住む サンルイスポトシ編
サンルイスポトシ州の求人はこちらから

6、ハリスコ州

ハリスコ州はバヒオ6州の内、唯一海に面している州で、プエルト・バジャルタをはじめメキシコを代表するビーチがあります。

おすすめポイント① 都会の便利さと観光資源を併せ持つ
ハリスコ州の州都グアダラハラ市はメキシコの上位3都市に選ばれる大都市で、地下鉄などの公共交通機関が発達しています。また、子育て世代に嬉しい大きな水族館・動物園・博物館やキッザニアなど都会ならではの娯楽施設が充実しています。グアダラハラ周辺には陶芸で有名なトナラ、民芸品で有名なトラケパケなどがあり、ショッピングも楽しいところです。また都会でありながら南にはメキシコ最大の湖チャパラカ湖があり、その周辺の村はカバーニャと呼ばれるキャンプ地が数多くあり、乗馬やコテージ泊など家族連れに人気です。

おすすめポイント② 空の便の充実
グアダラハラ市はメキシコ上位3都市に選ばれるだけあり、グアダラハラ国際空港からの就航路線は国内線はもちろんのこと、国際線ではアメリカ各都市、スペイン、パナマ、コロンビアへの直行便が飛んでいます。また、ハリスコ州にあるリゾート地プエルトバジャルタ国際空港は北米各地から観光客が訪れることもあり、アメリカ・カナダの合計50都市から直行便が出ています。

おすすめポイント③ 日本の教育機関・施設
ハリスコ州グアダラハラ市には グアダラハラ補修授業校があり、日本の教育を受けることができます。日本食レストランや日本食材店など、食関連の施設も充実しています。日本人医師がいる病院もあります。

ハリスコ州についてより詳しくは「メキシコの街に住む ハリスコ編
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7、ヌエボレオン州

アメリカに近く、大都会のモンテレイ市が州都のヌエボレオン州。英語を話す人も多く、BBQや野球が人気など、メキシコ国内でも他州と少し雰囲気が異なるアメリカンな州です。

おすすめポイント① 大自然に囲まれた大都市
ヌエボレオン州の州都モンテレイ市は暑く乾燥した地域で、農作物が育たないため古くから製鉄などの鉄鋼業、近年は自動車関連などの製造業で栄えてきました。メキシコの中でも裕福な街で、ハイセンスな高級住宅街が数多くあります。メキシコ上位都市に入る大都市でありながら、モンテレイ市内から30分以内にウアステカ自然公園や2000メートル超えの山脈などの壮大な大自然を観ることができます。

おすすめポイント② 子育て世代のお出かけスポット多数
上に挙げたメキシコシティやハリスコ州のグアダラハラ市と同じく大都市のモンテレイ市には博物館や公園、テーマパークが充実しています。また、モンテレイから車で約2時間ほどで行けるコアウイラ州サルティージョには砂漠博物館があり、恐竜の化石や動物を見ることができます。

おすすめポイント③ 日本の教育機関・施設
モンテレイ補修授業校があり、平日は現地校で学びながら土曜日は日本の教育を受けることができます。

モンテレイ州についてより詳しくは「メキシコの街に住む ヌエボレオン編
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まとめ

メキシコで日本人が多く暮らす都市はいずれも年間通じて気候が安定しており、比較的温暖で過ごしやすい地域です。広大な国土を持つメキシコには整備された自然公園がいたるところにあり、家族連れで休日を過ごせる場所には事欠きません。また世界を代表する美しいビーチがいくつもあり、家族旅行に適した観光地が数多くあります。
ご家族連れでメキシコに移住するとなると治安面、教育面、健康面で不安に思われるかもしれませんが、数多くの日本人家族が充実したメキシコ生活を送っています。今回ご紹介した7つの地域は日本人家族でも住みやすい環境が整っています。メキシコ移住、就業をご検討なら、どうぞクイックグローバルメキシコにご連絡ください。

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