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グアナファト州ドローレスイダルゴ
メキシコで働いている日本人はどのような週末を過ごしているのでしょうか。「メキシコの週末(グアナファト州・生活編)」では、買い物事情などについてご紹介しましたが、今回は観光編です。特に日本人が数多く暮らすバヒオ地区に焦点を当て、週末にどんな観光を楽しんでいるのかをご紹介いたします!
メキシコの週末(バヒオ地区・観光編)
バヒオ地区とはメキシコ中央部高原地帯の総称で、在レオン日本国総領事館管轄のアグアスカリエンテス、グアナファト、ハリスコ、ケレタロ、サンルイスポトシ、サカテカスの6州を含み、首都のメキシコシティ周辺と並び数多くの日系企業が進出する地域を指し、メキシコに住む日本人の約半数がこのバヒオ地区に暮らしています。
「意外に知らない、メキシコはこんなにすごい国!」の記事でご紹介した通り、メキシコは35件の世界遺産が登録されており、その数は日本の1.5倍です。今回ご紹介するバヒオ地区にもいくつかの街が世界遺産に登録されており、土日の週末に気軽に訪れることができます。
グアナファト州サン・ミゲル・デ・アジェンデ(サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地)
世界的な旅行誌「Travel+Leisure」が選ぶ、世界で最も魅力的な街ランキングで3度も1位に輝いたサン・ミゲル・デ・アジェンデは、坂のある美しい街で、おしゃれなカフェやレストラン、センスの良い民芸品を扱う店が立ち並び、女性に特に人気の観光地です。セントロにある大聖堂カテドラルは昼も大変美しいですが、夜にライトアップされた姿も人気です。また街から30分ほど郊外にあるアトトニルコという小さな町にある、天井画が美しいアトトニルコ聖堂も同じく世界遺産に登録されており、併せて訪れたいスポットです。
グアナファト州グアナファト(グアナファト歴史地区とその銀鉱群)
日本でも人気を博した映画「リメンバーミー」の舞台になったグアナファト市は、山の斜面にカラフルな家が建ち並び、おもちゃ箱をひっくり返したような街と称されています。歩いて回れるほどの小さい街ですが、その中に可愛らしさが満載のとても魅力的な街で、カラフルな街を見下ろせる展望台のピピラの丘や、メキシコ版ロミオとジュリエットのような逸話のある恋人たちの撮影スポット口づけの小道、ミイラ博物館などが人気スポットです。
グアナファトの魅力は「メキシコの街に住む グアナファト編」でもご紹介しております。
ケレタロ州ケレタロ(ケレタロ歴史的建造物地区)
ケレタロはバヒオ地区ではグアダラハラに次ぐ大都市で、街の至るところで保護された歴史的建造物を観ることができます。中でも街中にそびえる1km以上の水道橋は圧巻で、他にも市内ではサンタクルス修道院や、ケレタロ地方歴史博物館などのコロニアル様式の建物を見ることができます。日系企業も数多く進出していることから、世界遺産であるケレタロ市に住む日本人は少なくありません。
グアナファトの魅力は「メキシコの街に住む ケレタロ編」でもご紹介しております。
サカテカス州サカテカス(サカテカス歴史地区)
コロナビール発祥の地としても有名なサカテカスは鉱山として栄えた歴史から、サカテカス大聖堂と歴史地区が1993年に世界遺産に登録されています。鉱物を多く含むピンクがかった石の産地でもあり、街全体がピンク色に染まる美しい街です。 サカテカスの魅力は「メキシコの街に住む サカテカス編」でもご紹介しております。
次に、好みや目的別に様々な観光地をご紹介したいと思います。ハリスコ州テキーラ村テキーラ博物館
メキシコのグルメといえば、タコスが代表的ですが、世界遺産にも登録されているメキシコ料理を代表する料理「モレ」はオアハカ州、また農作物の輸出品目の代表であるアボガドはミチョアカン州など、州ごとにお勧めの食材やグルメは異なります。バヒオ地区では、サカテカス州のコロナビール、ハリスコ州テキーラ村のテキーラ、ケレタロ州のワイン、グアナファト州の山羊乳のキャラメルなどが有名です。
特にテキーラは、週末に走るテキーラ鉄道に乗り、工場をめぐり試飲するツアーが人気です。
ケレタロ州ペニャ・デ・ベルナル
メキシコのアクティビティといえば、バハカリフォルニア州沿岸のホエールウォッチングやカンクンのマリンスポーツなどが有名ですが、内陸地であるバヒオ地区やその近隣でも気軽に楽しめるアクティビティが色々あります。
グアナファト州にはこちらで紹介されているように、ロッククライミングの名所がいくつもあります。そのうちのひとつ、ケレタロにある世界で3番目に大きい一枚岩ペニャ・デ・ベルナルは聖なるパワースポットとしても人気です。また、サン・ルイス・ポトシ州
ではゴロンドリナス洞窟でのスカイジャンプツアーが楽しめたり、グアナフアト州のお隣ミチョアカン州では、その昔火山の溶岩に埋まってしまった村サン・ファン・パランガリクティロで、廃墟となった村と噴火した火山を1日かけて馬でめぐるツアーを楽しむことが出来ます。また、メキシコでは自然豊かな場所にはたいていカバー二ャ/Cabañaと呼ばれるロッジ施設があり、周辺では家族連れにも人気のアクティビティのジップラインやオフロード車などを楽しむことができます。
ハリスコ州トラケパケ
メキシコといえば色とりどりの刺繍が施された民族衣装に代表されるオアハカの民芸品が有名ですが、今回はバヒオ地区ならではの民芸品が楽しめる場所をご紹介します。
メキシコ第2の都市、ハリスコ州グアダラハラ近郊のトナラという小さな町は焼き物が盛んで、週末にはメインロードに陶器市が立ち、メキシコ中の業者が買い付けにきます。同州トラケパケはガラス製品の産地。またグアナファト州はセルビン焼きという焼き物が有名で、ネットで焼きものを購入できる他、絵付けも体験できます。精緻な紋様で装飾されたセルビン焼きは日本人へのお土産品として人気があります。
またオアハカと並び、ハリスコ州トラケパケやグアナファト州サンミゲルデアジェンデは、多彩な民芸雑貨店が数多く立ち並び、質の良い民芸品が購入できる街として知られています。
サンルイスポトシ州ヒリトラ
今回ご紹介した著名な観光地のほかにも、メキシコには政府観光局が選出する、魔法のように魅惑的な村、プエブロ・マヒコ (Pueblos Mágicos)が132箇所登録されており、バヒオ6州には34の魔法村プエブロ・マヒコがあります。
プエブロ・マヒコのほとんどは石畳の鄙びた村で、外資系ホテルや大手飲食チェーン店などの進出はなく、銀行やコンビニエンスストアはあるもののオリジナルロゴが派手な色合いの場合は落ち着いた色に変えて看板を出すなど、日本の京都のように村の景観を損なわないような措置が取られています。世界遺産や著名な観光地の他にも、このような田舎の村がひっそりとした観光地として隠れた人気を呼んでいます。
メキシコには、何年住んでいても周りきれないほどの観光地があり、飽きることがありません。日本人が数多く暮らすバヒオ地区6州には、今回ご紹介した以外にも魅力的な観光スポットがたくさんあります。メキシコで就職し働きながら、週末に観光に出かけられてはいかがでしょうか。
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