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【メキシコでの就職・転職】海外就労のハードルは高い?低い?


投稿日 : 2023年 02 月 24日   更新日 :   カテゴリー :メキシコで働く

生まれ育った国である日本を離れ、違う国に行き生活することは大変なことでもあり、また成長できる機会でもあります。人それぞれの考え方、捉え方によって海外就労のハードルの高さ、低さは変わってくるのではないでしょうか。この記事では、メキシコでの就職転職の難しさやその難しさを受け入れられるかどうか、など色々な考え方に焦点を当て”あなた”の考え方はどれに当てはまるか、最終的にはどれに定めたいかを認識する機会になればと思います。

海外就労のハードルが高いと思う考え方

ハードルが高いと思えば、海外就労はハードルが高いのかもしれません。
言葉の壁、文化の壁もあり、最初は苦労が絶えないかもしれませんが、海外での就労・日常生活に馴染むにはまず現地の環境を理解することが第一歩です。乗り越え終えば自然と、グローバルな視点が身につくことでメリットの一つに早変わり。困難をデメリットと捉えるかメリットと捉えるかは個人次第です。”あなた”がどう捉えるか、海外就労のハードルが高いと思う考え方を例に挙げてみましたので、参考にしてみてください。

1、言葉の違い、スペイン語

日本国外にでると海外どこの国でも外国語スキルは必須です。メキシコではスペイン語を主に使用しており、スーパーでも勤務先でもスペイン語がある程度話せないとハードルが高いと感じることが多いでしょう。記事「スペイン語初級者:楽ではない?待ち受けている困難」でもあるように、渡航後の生活スタートアップはご自身ですることが基本になるので、スペイン語が全くできないとなると言語の壁に悩まされることは否めません。
もちろん初級者で海外就職した人もいます。記事「第8回 「教えて!メキシコで働く先輩」インタビュー」で登場する Hさんもスペイン語は勉強中だそうで、伝えたい気持ちを大切に、ジェスチャーなどを使ってコミュニケーションをはかり、日々勉強をしつつ過ごしているようです。

2、日本とは違う海外生活

日本とは全く違うといっても過言ではない海外での生活。色々な文化や風習を理解して、その国を尊重しつつ暮らせない限りはどの国にいってもハードルは高いのかもしれません。もちろん国によって違いの差は異なりますが、メキシコでの文化や国民性、常識マナー、職場文化などどのように違うのか簡単に説明したいと思います。

メキシコの文化

メキシコ人は60%以上が混血であり、人種差別がほぼない国と言われている*1ほど、東洋人に対しても偏見は少なく、外国人が暮らしやすい文化土壌です。また、国民の約8割がカトリック信者*2 で、寛容と施しの文化があります。政府の施策により政界や企業に女性の進出が多く、女性人権団体等の活動も日本より盛んです。

*1 ラテンアメリカ協会「人種差別ほぼゼロのメキシコ」人種差別ほぼゼロのメキシコ | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会 (latin-america.jp)
*2 外務省「メキシコ基礎データ」メキシコ基礎データ|外務省 (mofa.go.jp)

メキシコの国民性

メキシコの国民性はざっくり一言でいうならば、"寛容"です。スペイン植民統治時代やカトリックの影響もあると思いますが、他人に対して非常に寛容で、何かを強要する、といったことがありません。しかし、"寛容"にはいい面と悪い面があり、旅行やメキシコで生活をするにはメキシコ人の"寛容"さはとても心地が良く、日本人が見習う点が多くあります。一方で仕事を一緒にする上での"寛容"さは遅刻や納期の遅れにつながりがちです。
またメキシコ以南のラテンアメリカ全域は、日本から見ると"ラテンアメリカ"="おおらかであまり働かない人たち"とひとくくりにして考えがちですが、国や地域によって国民性の傾向は少しずつ異なるため、それを体感するのも面白いかもしれません。

* OECD「Hours worked

メキシコの常識マナー

メキシコでは地位を見た目で表すマナーがあり、政府関係者や銀行などの上位の職に就いている方や富裕層は、日本以上にパリッとした服装をしているように見受けられます。言い換えれば、よれよれの服を着ていたり、穴の開いたスニーカーを履いていたりすると、よくない印象を与えることがあります。特に足元は日本人以上に気を使っており、セントロという街の広場にはたいてい靴磨きのブースがあります。
また行事を大切にするため、クリスマスには職場の同僚などに小さなプレゼントを配るなどの気遣いが必要です。アメリカほどではありませんがチップ文化もあり、荷物を運んでくれる人やテーブルスタッフがいるようなレストランではチップを渡します。

メキシコの職場文化

国民性の項でもあげましたが、メキシコ人が職場に遅刻をしてくることはよくあり、ほんの少しの遅刻を咎められた場合、不愉快に感じること(なぜなら遅刻は渋滞などの不可抗力であり、自分はいつも通りに家を出たのに怒られた、という思考)があります。遅刻をする場合に日本人と異なる点は、事前に遅延連絡を入れることがほぼありません。メキシコ企業もこの点には苦慮しており、遅刻をした罰則として給料を下げるのではなく、1か月間遅刻をしなければ特典ボーナスがつく、という方法を採っている企業が多くあります。
またメキシコ人の多くは仕事<プライベートと考えており、突発的な休日出勤や転勤などは日本人以上に抵抗があります。ただ、仕事外でのつきあいに関しては建前文化がないため、週末に上司からBBQパーティに招待されて出向く場合は"つきあい"ではなく、家族連れで喜んで参加します。

3、治安や安全性

日本は最も安全な国トップ10に入る常連国なので、他にある195カ国のうち、ほとんどの国が日本よりも治安が悪いという統計になってしまいます。統計「世界平和度指数*」では、日本は第9位、アメリカは第129位、メキシコは第137位です。
地域によって治安が悪い場所、比較的犯罪が少ない場所などがあり、メキシコ国内全てで治安が悪いということではないのですが、海外生活をするにあたり、ある程度の安全対策の知識が必要です。常に周囲に意識を向けるなど、日本では当たり前ではない事がメキシコやアメリカでは当たり前の事になり、事前に学んだ知識や対策をすることで、犯罪から身を守る上でとても優位になります。

* Global Peace Index参考

4、日本食品が少ない

海外生活の悩みとして、日本人が必ず口にするのが「日本食が恋しい」ということです。 記事「メキシコに転職・移住で気になる9つのお悩み解決します!」のよくある悩みに入るほど、日本を離れて海外生活をすると、思っている以上に日本食が食べたくなります。
もちろん日本に比べるとスーパーで揃う日本食品はかなり少なくなりますが、基本的な食品:お米や味噌、醤油、豆腐などを見つける事ができます。
メキシコには健康志向の人に向けた日本食材コーナーを設けている一般のスーパーもあり、そこでは豆腐、醤油、海苔、春雨、お菓子、日本のインスタントラーメンなどが販売されています。
他に日本食品の輸入食材店もあり、有名な店舗ではTOYO Foods(メキシコ全土)やMIKASA(メキシコシティ)などがあります。店舗によっては取り扱い商品は異なりますが、出汁や醤油、味噌などの調味料なども販売されています。また、日本食レストランも多数あります。

日本食品全てが揃うわけでもないので、日本料理を自炊で楽しむ場合は、一工夫が必要になってきます。パン粉は食パンなどをフードミキサーで作ったり、片栗粉はCorn Starchで代用したりと意外に代用品で賄える事が多く、日本で知る機会もなかった知識にも気づけます。

海外就労のハードルが低いと思う考え方

では海外就労のハードルは高く感じず、低い又は問題ないと思える精神はどこからくるのでしょうか。自身の「こうしたい!」という気持ちが強ければ強いほど向上心も高く持て、困難にも負けず立ち向かえるのかもしれません。

1、異文化を体験したい

日本で生まれ育つと、外国籍の方と触れ合う機会はあまりないのではないでしょうか。他の文化を体験する機会も少なく、そんな異文化交流に憧れる人もいらっしゃることでしょう。国が違えば、文化や風習も食べ物も違います。今まで経験したことのない体験をし、新しいことを学べる海外生活を経験すると、「視野が広がった!」と感じる人が多いようです。
日本社会で身につけた当たり前が、海外では当たり前でなくなるカルチャーショック。異文化を体験することは自身の人生の中でも大きな影響を与えてくれることでしょう。

2、色々な挑戦をしたい

型にはまった人生よりももっとチャレンジしたい。可能性を広げ、自分を試したい。日本社会とは違う海外へ、大きな期待を持って挑戦したい人は多くいます。
海外に挑戦する人は、みんなそれぞれ違う理由でスタートしますが、苦難を乗り越えるたびに自信をつけていくのだと思います。慣れない土地で生活をスタートすることは、住居手続きや運転免許証取得など様々なことを乗り越えていく力も身につきます。小さなことでも初めて自分で成し遂げ、それを積み重ねていくことで、自分に自信を持つことができるようになるでしょう。

3、のびのびと働きたい

日本のストレス社会に疲れ、メキシコへ転職される方も少なくありません。ラテンアメリカのおおらかな気質からメキシコでは職場でも比較的誰に対してもフレンドリーです。
仕事より家族・家庭を大切にする気質の方が多く、また公私を分けて考える傾向にあり、人格評価に影響しない言い回しをするなどの気遣いが感じられます。またカトリックの博愛精神にあふれ他人を尊重する社会のため、たとえ部下を叱責する場面であっても声を荒げたりするよりも他の手段を選ぶ方が多いと思います。以前の記事、「漫画『メキシコでアミーゴ!』から学ぶ、メキシコでのお仕事は面白い!」でもストレスと縁遠いメキシコの職場の雰囲気をご紹介しています。

4、旅行に行きたい

陸続きの隣接国がない日本では海外旅行がしたくても、そう簡単には行けないのが現実です。日本からの海外旅行は時間もお金も掛かり敷居が高いと思いがちですが、一旦日本を離れると在住地域によっては、近隣の国へのアクセスが容易な地域も多いのです。
メキシコに移住すると、メキシコ内での観光スポットだけでなく、近隣諸国へのアクセスがし易いのも嬉しいことです。
メキシコがある北アメリカ大陸にはアメリカを始め、23カ国もの国があります。アメリカ、カナダ、リゾート地も多いカリブ海諸国などへ、大きな時差もなく旅行できます。
また、12カ国ある南アメリカにも近くなり、有名観光名所のマチュピチュやウユ二塩湖、ナスカの地上絵などを訪れるのも夢ではありません。日本からはなかなか経験できないような、たくさんの旅ができる事はメキシコ就職の魅力の一つです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
もし、あなたが海外に出てメキシコで働くとしたら、どのような未来を思い描きますか?どのような自分になっていたいでしょうか。
海外で働くことは、自分の経験を増やし、人として成長させ、人生の選択肢を増やすという意味で自分の将来にプラスになると多くの経験者は語ります。
海外就職は楽しくもありますが、困難も多くあります。そして個人の能力や考え方次第で前向きになれるのも事実です。困難になるであろう部分をどう受け止められるかまずご自身で考えるきっかけにしていただけたらと思います。


以上、「メキシコで就職を成功させよう!就活準備編」として7つの事柄についてご紹介しました。日本ではなくメキシコで、且つスペイン語で就職活動をすることは大変困難ではありますが、そのような方のために弊社クイックグローバルメキシコが全力でサポートさせていただいております。クイックグローバルメキシコでは数多くの求人をご案内しておりますので、お気軽に無料相談フォームからご連絡ください。

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