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メキシコに就職決定!メキシコに到着してから必要になる7つのこと


投稿日 : 2022年 08 月 22日   更新日 : 2022年 08 月 22日   カテゴリー :メキシコで働く


近年のグローバル化により、海外に住む日本人の数は140万人と過去最高を更新しています(*1)。「 海外就職!~メキシコを選ぶ理由~」でご紹介したように、自動車産業を中心とした経済発展に注目する方、スペイン語を学びたい・活かしたい方にメキシコは人気の海外就業先です。
メキシコで就職が決まったら、住民票や税金年金の手続きなど、日本を出る前に行う手続きがあります。詳しくは「メキシコ渡航準備 気になる8項目」で説明しておりますので、是非参考にしてください。
今回はメキシコにて就職が決定された皆さまに、メキシコに到着してからまず行うべき7つのことについてご紹介いたします。
(*1)外務省「海外在留邦人数調査統計

1、SIMカードの購入

メキシコに到着したら、何をおいてもまず携帯電話を使えるようにしたいですよね。
メキシコでは会社契約の携帯電話などを除き、ほとんどの方がSIMカードを購入し使用量を適宜チャージするパケットを利用しています。現在日本で販売されている携帯電話はほとんどがSIMフリーになっていますので、日本で使用していた携帯電話を持参し、メキシコのコンビニエンスストアや携帯電話会社で売られているSIMカードを購入して挿し替えるだけで、すぐに利用できます。
SIMカードは発行する通信会社にもよりますが、150〜200ペソ程度(1000〜1300円, ※2)で購入できます。メキシコの大手通信会社Telcelやスペインの会社Movistarなどが人気です。パケットのチャージは使用量や有効期限により選択でき、外出先だけで使用する程度であれば1ヶ月200ペソ(1300円, ※2)位が目安です。
*(2)2022年7月時点

2、家の契約

次は家探しです。家の契約についてはまず雇用先の企業の総務に相談しましょう。数は多くないですが、企業によっては会社で契約している家や社宅を紹介してくれるケースもあります。
雇用先のサポートがなくご自身で家を探す場合は、地域の不動産を扱う仲介会社に依頼するか、ネットで探す方法もあります。ここで気を付けたいのがその街の治安情報です。治安情報は外務省在メキシコ日本国大使館なども発表していますが、より詳細な情報を得るには、その街のどのエリアが危険でどのエリアが比較的安全なのかを実際に住んでいる方に確認することをお勧めします。
治安情報が得られたら、次に勤務先までの交通手段を確認しましょう。製造業などの場合は社員の通勤バスを用意している企業もありますが、時間や本数、ルートは限られています。メキシコは日本とは異なり、電車などの公共交通機関はあまり発達していないため、自力で通勤する場合は自家用車か公共バス、もしくはUberやタクシーを利用、または同会社の従業員が近くに住んでいる場合は乗り合いで通うこともあります。自動車の購入を考えておらず、通勤バスもない場合は、公共バスルート上で通勤しやすく、加えて近くにスーパーがある場所が便利でしょう。
メキシコでは家賃相場が日本より安いため、日本と比べてお得に広い家に住むことができます。メキシコでの家探しについては、以前の記事「メキシコの不動産屋さんに聞いた、メキシコでの家探しの際に注意してほしい10のポイント」をご覧ください。

3、生活インフラを整える

家の契約が終わったら、生活インフラを整えましょう。ここではWi-Fi、水、電気、ガスについてご紹介いたします。
賃貸の場合は既に家賃に含まれており、自分での契約が不要なケースもありますので、まずは大家に確認しましょう。

  • ネット
    メキシコで大手の通信会社にはTelmexTotalplayなどがあります。会社によってカバーしていないエリアもありますので、大家にどこの会社がよいか相談するとよいでしょう。
  • 水道
    地方自治区により管理会社が異なります。住所と水栓番号に紐づくため、大家に確認しましょう。
  • 電気
    CFEという国営の電力会社が管理しています。支払いは携帯アプリやコンビニから行えます。
  • ガス
    多くの地域ではプロパンガスが使用されています。屋上にガスタンクがあるタイプとガスボンベを入れ替えるタイプがあります。ガスの充填やタンク交換は電話やチャットアプリでガス会社に依頼しますが、家の前を走っているガス会社のトラックを呼び止めて補充してもらうことも可能です。特定の会社との契約は不要です。

生活インフラが整ったら、最新の電気や水の請求書を支払い後も必ず手元においておきましょう。メキシコでは公的機関で住所証明を求められることが多く、住所が記載された電気や水の請求書が住所証明として使用できます。

4、TRTの取得

メキシコでは何をするにも身分証明書、IDが必要です。メキシコで働く労働者が取得できるビザID、Tarjetas de Residente Temporal (TRT) を取得しましょう。「メキシコ渡航準備 気になる8項目」でご紹介した在日本メキシコ大使館で発行されるビザはいわゆる仮ビザで、メキシコに入国してから30日以内に移民局に出向き本ビザ (TRT) に切り替える必要があります。
TRTの有効期限は1年、~4年と選択ができます。4年目の更新時に無期限ビザTarjetas de residencia permanente(TRP) に切り替えが可能です。
TRTは収入を伴う労働ビザのため、申請、更新時には雇用先の書類が必要になりますので、雇用先の企業の総務と連携しながら取得してください。

5、銀行口座の開設

身分証明書TRTが取得できると、さまざまな手続きを行えるようになります。生活に必須である銀行口座を開設しましょう。勤務先が給与振り込み銀行を指定している場合もあるため、まずは雇用先の総務に確認しましょう。
自由に銀行を選べる場合は、家の近くに店舗がある銀行を選択することをお勧めします。また、メキシコ全土の店舗数や日本での引出しの可否などを調べておくと出張や一時帰国の際に便利です。日本と同様に他行のATMで預金を引き出すと手数料が必要となりますし、メキシコ国内旅行、アメリカや中南米旅行先で利用しやすい銀行を選ぶのがポイントです。
メキシコ国内で店舗やATMが多いのは元国有銀行のBanamexBanco Aztecaバヒオ地区ならBanbajio、北部であればBanorteなどです。
外資系ならスペイン資本のBBVASantander、スコットランド資本のScotia bank、香港資本のHSBCなどがあります。
また、外貨に強い銀行ならMifelCIBancoIntercamなどがありますが、店舗数はあまり多くありません。
BanamexやBBVA、Santander、Scotia bank、HSBCなどは中南米にも進出しています。お住まいの立地やご自身の生活スタイルに合わせて選びましょう。

6、運転免許の取得

メキシコはジュネーブ条約に加盟しておらず、国際運転免許証は使用できません。日本の運転免許証のみで州内の運転が可能(アグアスカリエンテス州)、日本の運転免許証とその翻訳証明で州内の運転が可能(グアナフアト州他)など、州により異なる上、いずれも一時的な措置とされていたり、警察官がそのルールを把握していない為に罰金を請求されたりと、トラブルになるケースが出てくることもあるため、メキシコで就職される場合、メキシコの運転免許の取得を推奨します。運転免許の取得要件は、メキシコは合衆国のため州によって異なります。詳しくは「メキシコの交通事情」をご参照ください。

7、在留届、在外選挙人の登録

メキシコの住所が決まったら、外務省の在留届に登録しましょう。メキシコに住む日本人に治安情報や国の情勢などを配信してくれるサービスです。また万が一事件に巻き込まれた時に、在留届を出していると安否の確認、緊急連絡、救援活動、留守宅への連絡等を行ってくれます。在メキシコ日本国大使館の在留届のページから登録します。
また18歳以上の日本人は在外選挙人名簿登録申請手続きを行えば、メキシコに住んでいても日本の国政選挙に参加できます。在外選挙人名簿登録申請手続きは日本を出発する前に住民票のある役所で事前申請するか、メキシコ到着後に在メキシコ日本国大使館か在レオン日本国総領事館で行うことができます。

海外に住むと、世界の情勢や日本の外交政治に興味が深まります。在外選挙で国政に参加しましょう。

8、まとめ

メキシコには過ごしやすい気候、ラテンの明るい人たち、美味しいビールに食事、伝統的な文化と近代的側面、魅力的なビーチ、豊富な観光資源があり、メキシコに住むと皆様その魅力に取りつかれるようです。皆様のお越しを心より歓迎し、お待ちしております。
わたしたちクイックグローバルメキシコは全員がメキシコ在住のスタッフですので、渡航や生活に関するご不安もお気軽にご相談ください。


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