メキシコ求人情報とメキシコ就職・転職サポート
メキシコで多くの日本人が在住している地区は、住んでみるとどのようなところなのか、気になる治安、お薦めの場所などの街の情報をお住いの方の声を交えながらご紹介します。
6回目はアメリカにほど近いヌエボレオン州と、その州都でありメキシコ第3の都市モンテレイです。
ヌエボレオン州(Estado de Nuevo León)はメキシコの北部東に位置し、面積は約6.4万平米で国内13番目に大きな州です。州の人口は約512万人弱で国内8位、人口密集度(1k㎡あたりの人数)は80人、国内で14位です(人口は2015年時点、以下同)。西はコアウイラ、東はタマウリパス、南はサンルイスポトシ州と接しています。南北に長い州で、最北端から15km北に行くとアメリカです。
モンテレイ市(Monterrey)は1824年に設立された州内西側に位置する州都です。モンテレイ市の人口は111万人弱で州内1位、州の人口の22%が州都に住んでいます。
モンテレイ市周辺のグアダルーペやサンティアゴなど11市を含んだメトロポリタンエリア全体が「モンテレイ」と呼ばれており、モンテレイ地域には州の約90%が住んでいます。
モンテレイの文化や生活スタイルは昔メキシコ領であったアメリカのテキサス州の影響が見られます。なお現在もテキサス州の人口の約4割がラテンアメリカ人で、その多くがメキシコ人です。
メキシコ工業団地協会(AMPIP)に所属している工業団地は州内に31つあります。工業団地大手のCorporate Properties、FINSA、GP Desarrollos、O´Donnell、Prologis、VYNMSAが運営する工業団地があります。
ヌエボレオン州には、韓国の最大手の自動車メーカーである現代自動車グループ(現代と起亜)が進出しており、日系企業も自動車関連も多く進出しています。
自動車関連では、三菱電機、ヤマザキマザック、日精樹脂工業など。
産業機器関連では、デンソー、パナソニック、日本精機、浜名湖電装、三井化学など。
運送では日本通運。
文房具ではゼブラが進出しています。
ヌエボレオン州は一部地域を除き乾燥した猛暑の気候で農業に適さず、製造業を中心に発展してきました。メキシコを代表する製造業の大企業が本拠地をモンテレイにおいています。
ビール製造のクアウテモックス・モステスマ(Cervecería Cuauhtémoc Moctezuma)、世界第3のセメント会社Cemex、メキシコのコンビニエンスストアoxxoを運営するラテンアメリカ最大の飲料会社FEMSA、メキシコ大手銀行Banorte、石油化学のアルファなどがモンテレイにあります。近年はバイオテクノロジー、航空産業などにも力を注いでいます。
モンテレイは日本との関係もあります。1992年から数年間、モンテレイの上下水道を整える事業のコンサルティングを日本政府が請け負いました。モンテレイは当時メキシコ第二の都市でしたが、汚水は処理されずに灌漑用に使用され、残りは河川に放流されており、この対策に日本が手助けをしました。
また2005年、日本とメキシコ政府間における「メキシコ日本経済協力同意書(AAEMJ)」に署名した背景には、モンテレイ出身の起業家エンリケ・サンブラノ・ベニテス(PROESAグループCEO)とモンテレイの日本名誉領事であったトマス・ゴンザレス・サダ(CYDSAグループ社長)のサポートがありました。
ヌエボレオンは教育にも力を入れており、ヌエボレオン州立大学(UANL)はメキシコで3番目に大きな大学です。またモンテレイ工科大学(ITESM)はメキシコを代表する私立大学であり、他にも日本の長岡技術大学と提携しているモンテレイ大学(UDEM)、レヒオモンタナ大学(U-ERRE)などがあり、優秀な労働力を生んでいます。
交通網は発達しており、モンテレイ国際空港は利用客数でメキシコシティ、カンクン、グアダラハラに続き国内4位です。またモンテレイには地下鉄が通っています。メキシコシティ、グアダラハラ、モンテレイの3都市にのみに地下鉄があります。
モンテレイといえば肉料理。子ヤギの丸焼き、牛肉のタコス、豚肉のアサドなど、モンテレイの人たちは肉料理が大好きです。モンテレイの休日はBBQとサッカー観戦が定番です。
ファロ・デル・コメルシオ(Faro de Comercio)
モンテレイの街にそびえる巨大なモニュメント。モンテレイの商工会議所100周年を記念して1984年にメキシコの現代美術建築を代表する巨匠、ルイス・バラガンにより造られました。夜になると上部からレーザー光線が出ます。モンテレイの商業発展の象徴と位置付けられています。
ビール工場クアウテモックス・モステスマ(Cervecería Cuauhtémoc Moctezuma)
ハイネケン、XX、ボヘミアなどの多くの銘柄を生産するビール工場です。予約をすれば工場見学もできます。
ガルシア鍾乳洞(Grutas de Garcia)
メキシコの中でも猛暑で知られるモンテレイで涼を味わえる人気のスポットです。山の上にあり、入口まではロープウェイで登ります。
鍾乳洞の中は一年中18度に保たれており、夏に訪れるとかなりの気温差です。ガイド付きの1時間弱の見学コースがあり、奇石にはカラフルな電飾が施されています。
サンティアゴ村(Villa de Santiago)
プエブロ・マヒコのひとつで、シーヤ山脈とマドレ山脈に囲まれた美しい村です。馬のしっぽと呼ばれる滝(Cascada Cola de Caballo)や峡谷、洞窟などがあり、大都会モンテレイから訪れることのできる自然豊かなスポットです。
サンタルシア遊歩道(Paseo Santa Lucía) 街の中心にあるマクロプラザ(Macro plaza)から東のフンディドーラ公園(Parque Fundidora)まで、サンタルシア川に沿った2kmほどの遊歩道です。暑いモンテレイで水辺を散歩できるとして人気があり、散策途中のフンディドーラ公園の船着場にある製鉄所の炉を再利用した噴水は、業都市モンテレイを象徴するモニュメントとして有名です。
モンテレイは、外務省の海外危険情報において「十分に注意」のレベル1とされています。
ヌエボレオン州政府は治安改善に力を注いでおり、企業の協力を得て、フルエサ・シビル(Fuerza Civil)という市民軍を立ち上げ、州内の犯罪の減少に効果を発揮しています。
ヌエボレオンで勤務し在住している日本人の方に、街の印象などについてインタビューしました。
在住期間
約半年
通勤方法と所要時間
自家用車。
朝は25分程で着きますが、帰りは渋滞などで40分くらいになる時もあります。
ヌエボレオンのオススメポイント
毎週アクティブな活動で賑わっているフンディドーラ公園がお勧めです。
もう一つの魅力はバーベキュー、 ビーフが凄く美味しいです!
山登りや自然パークいくつか人気スポットがあります、セロ デラ シーヤ山に登れます。
治安について
夜中に町を歩かない、人気のないところをふらつかない、置き忘れに注意という面に気をつけています。
過去、危ない目にあったことは一度もありません。
このエリアで苦労すること
初めて来て車がない時はバス行動だったので、移動に時間がかかり大変でしたが、スーパーは選べるほど一杯で、プラザ、コンビニ、レストランも豊富で問題はありません。
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