先日ご紹介したメキシコシティに続き、多くの日本人が在住している地区は、住んでみるとどのようなところなのか、気になる治安は、お薦めの場所は、などの街の情報を、お住いの方の声を交えながらご紹介します。
5回目はメキシコに在住する日本人の半分が住む、メキシコ中央部のバヒオ地区からサンルイスポトシ州です。

人口・設立

サンルイスポトシ州(Estado de San Luis Potosí)はメキシコの中心東位置し、面積は約6万1千平米で国内15番目に大きな州です。州の人口は約272万人弱で国内19位、人口密集度(1k㎡あたりの人数)は44人、国内で21位です(人口は2015年時点、以下同)。北部はヌエボレオン、タマウリパス、東はベラクルス、南は東からイダルゴ、ケレタロ、グアナフアト、西はサカテカスの8州と接しています。
サンルイスポトシ市は1592年に設立された州内西側に位置する州都です。サンルイスポトシという名は、キリスト教の敬虔な人柄で尊敬を集めていたフランスのルイ9世(サン・ルイ)と、当時隆盛を誇っていたボリビア銀山のポトシ(Vale un Potosí)に因んで名付けられました。
サンルイスポトシ市の人口は82.5万人弱で州内1位、約30%が州都に住んでいます。

工業団地と日系企業

メキシコ工業団地協会(AMPIP)に所属している工業団地は州内に5つあります。主な工業団地は、旭硝子日本通運山善などの日系企業が入っており、中央高原の北にある最大の産業拠点のひとつと言われているParque Industrial Logistikミツミが入るParque Industrial MillenniumCOLINAS DE SAN LUISInventory Nobel San Luis Potosi Circuito InteriorWTC Industrialなどがあります。
その他にサンルイスポトシ州に進出している主な日系企業は、豊田通商ダイキン工業近鉄エクスプレスなどがあります。

経済

1592年にセロ・デ・サン・ペドロ(Cerro de San Pedro)という金と銀の鉱脈が発見され、スペイン領土時代に鉱山の町として大きく発展しました。採掘した金銀を隠すための地下通路もあったと言います。その後も鉱業をはじめ、農業、畜産、商業の重要拠点のひとつとして栄え続けました。独立戦争時代、1816年にはベニート・フアレス大統領の共和党政権の首都でした。
現在のサンルイスポトシは、メキシコ中部の主要工業団地都市のひとつとなり、外資系の製造業が数多く進出しています。メキシコシティとアメリカとの国境の中間地点に位置し、NAFTA街道と呼ばれる国道57号線でアメリカまで10時間で到着することができます。マンサニージョ港やラサロ・カルデナス港等の国内主要港へのアクセスも良好です。経済概況は、第一次産業4.2%、第二次産業39.7%、第三次産業56.1%が占めています。(2018年ProMéxico)メキシコの中でも失業率が低く、住みやすい街、ビジネスを行うのに適した街だと評価されています。アメリカの自動車メーカーGMや大手タイヤ会社グッドイヤーが工場を構え、2019年にはBMWも新工場が稼働する予定です。日系企業も自動車関連などを中心に数十社が進出しています。
教育にも力を入れており、ラテンアメリカで最も優れた大学の1つに認定されたサン・ルイス・ポトシ大学(Universitad San LuisPotosí、UASLP)があります。

観光

産業・工業を注いできたサンルイスポトシですが、近年は州と連邦政府の共同プログラムにより観光都市化が推進されています。サンルイスポトシ市だけでなく、州全体に魅力的な観光スポットが点在しています。州の東側のウアステカ・ポトシーナ(Huasteca Potosina)と呼ばれる地域は、亜熱帯の豊富な自然を残しており、カヌーで楽しむことができるタムールの滝やタンパン川でのラフティングなど、自然に触れるアドベンチャーツアーが提供されています。


美術学校(Centro de las Artes de San Luis Potosi Centenario
州立刑務所であった建物を10年前に改装し、現在はビジュアルアートや舞台芸術のアート教育機関に使用されています。ミュージアムショップや劇場が併設されています。


闘牛場エル・パソ(Plaza de Toros Monumental”El Paseo” SLP
本格的な闘牛が楽しめる施設で、今年で123周年になります。場所は観覧席の場所により異なり、390〜1,200ペソの間で用意されています。



ゴロンドリナス洞窟(Sótano de las Golondrinas)
アキスモンという小さな町の近くに熱帯雨林が存在し、その中にある世界最大級の縦穴洞窟です。
直径55メートル、深さ400メートルもあり、東京タワーがすっぽりと入ってしまう深さです。ベースジャンプのメッカとなっており、タイミングがあえばジャンパーが飛び込んでいく光景が楽しめるかもしれません。映画「X−ミッション」の撮影地としても有名です。


ラス・ポサス(Las Pozas
イギリス人の著名な詩人で富豪のエドワード・ジェームズ(Edward James)がサンルイスポトシ州の南端シリトラ(Xilitla)という村に巨大な土地を購入し、亡くなるまで40年間に渡り自ら作りあげた、不思議な楽園のような私庭です。彼はダリやマグリットなどで知られるシュールレアリズムの支援者であり、庭の至るところにコンクリートでできた独特な建造物を作りました。現在は一般公開されています。



レアル・デ・カトルセ(Real de Catorce)
レアルデカトルセはプエブロ・マヒコに指定されている村です。かつては炭鉱で栄えましたが、現在は廃墟も点在するさびれた石造りの町が旅情を誘うとして、人気があります。ブラットピットとジュリアロバーツが出演した映画「ザ・メキシカン」のロケ地になりました。



サンルイスポトシの北、アルティプラーノ地方で有名なのは、カブチェ(Cabuche)と呼ばれるサボテンの花の蕾を使った料理です。3~4月のサボテンの花が出てくる時期に楽しめる伝統料理で、キャベツ、トマト、レンズ豆などと一緒に煮込むのが一般的です。
また、メキシコのチョコレート会社で有名なコスタンソはサンルイスポトシが発祥の地です。街中の至る所にショップがあり、お土産にぴったりです。

治安

サンルイスポトシ州は、外務省の海外危険情報において危険情報は出ておらず、比較的犯罪が少ない地域と言えるでしょう。

サンルイスポトシにお住いの方の声

サンルイスポトシで勤務し在住している日本人の方に、街の印象などについてインタビューしました。

サンルイスポトシ在住、日系企業勤務の女性

在住期間
6年

通勤方法と所要時間
会社提供の乗り合いバスで約50分。

サンルイスポトシのオススメポイント
①タマソポ
滝のある場所が沢山あり、1年中暖かい場所です。
サンルイス市は半砂漠状態ですが、この地域は亜熱帯気候の様で、緑が大変多い場所です。
②パンパ
去年の暮頃に出来たアルゼンチン焼肉のお店。
チェーン店ですが、いつ行ってもいっぱいです。
③サンタ・マリア・デル・リオ
手織りの布(ショールになったりする)が有名で質の良いものは1万ペソ以上のものもあります。
まだ行ったことはありませんが、誰に聞いても知っている位美味しいと評判の有名な中華レストランがあります。

治安について
周りでは治安が悪くなったとの声も聞きますが、私の生活圏では悪くなった気はしません。
2012年にサンルイスに来たのですが、当時に比べると治安は格段に良くなりました。

このエリアで苦労すること
車がないため交通手段がバスかタクシーになり、移動に時間がかかること。
買い物に行っても大量に購入するときは、タクシーを呼ぶ必要があるケースがあります。


サンルイスポトシ州は、日本人にも馴染みのあるメキシカン・プロレスのミル・マスカラス3兄弟(ドス・カラスとシコデリコ)と、アメリカのプロレス有名団体WWEの選手アルベルト・デル・リオ(ドス・カラスJr)の出身地でもあります。
また、サンルイスポトシは、バヒオ6州の中で徐々に日系企業と日本人が増えつつある、都会と自然がバランスよく楽しめる人気のある州といえるでしょう。

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